Trelloの料金改定で選ぶべきプランとワークスペース×ボードの関係性

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Trelloの料金改定で選ぶべきプランとワークスペース×ボードの関係性

タスク・プロジェクト管理ツール「Trello」の料金形態が突如2021年8月に変わりました。

Trelloをタスク進捗管理ツールとして利用されている方も多いと思いますが、この案内を見ても「なんだかよく分からないな〜」、「問題なく使えているから、まいっか」と思っている方も多いかもしれません。
Trelloの利用歴は旧Businessプランで1年ほどの私も同じように考えていましたが、料金改定案内の数日後に困った事になりました。
まわりに詳しい人もいなかった為アトラシアン社へ問い合わせをした結果、理解と解決をする事ができました。

結論:1ワークスペース、1ボード、1有料契約でOK

今回の改定によりワークスペース単位でButlerの使用上限が決まってしまう事になったため、以下のような対処をしました。

ワークスペースには1名のみ有料契約をする
Trelloはチーム内のワークフロー管理する事が多いと思うので、何となくワークスペースにチームメンバー全員を登録しがちです。その場合、全員が有料対象になってしまいます。
実は有料の特典はワークスペースに対して適用されるものなので、1名でも有料契約していればOK。そのワークスペースにゲスト参加をしているメンバーも同様の恩恵が受けられます。

みんなで使うボードはワークスペース内に1つのみにする
ワークスペースの管理者1名でも有料契約していればゲスト参加のメンバーは「全員タダ」なわけですが、複数のボードへのゲスト参加は参加メンバー全員が課金対象になってしまいます。中々上手いことできています。

一番低コストで運用したい場合は、みんなで使うボードは必ず1つのワークスペース内に1つまでとしておきましょう。

改定されたプランごとの違い

今回の改定で選択できるプランは、左から無料の「FREE」、新設された「STANDARD」、旧Businessプランに相当する「PREMIUM」、そしてカスタマイズ契約「ENTERPRISE」の4種類です。各プランの機能差は以下の通りです。

各プランの機能差

FREE STANDARD PREMIUM
月額、年払い 無料 $6 $12.50
無制限のカード
無制限のメンバー
ワークスペースあたり最大 10 件のボード
1 ボードにつき無制限の Power-Up
無制限のストレージ (10MB/ファイル)
ワークスペースでのコマンドの実行 250 回/月
カスタムの背景とステッカー
無制限のアクティビティ ログ
担当者と期限
iOS および Android モバイル アプリ
2 要素認証
無制限のボード
高度なチェックリスト
カスタム フィールド
無制限のストレージ (250MB/ファイル)
ワークスペースでのコマンドの実行 1,000 回/月
シングル ボード ゲスト
ダッシュボード ビュー (新規)
タイムライン ビュー (新規)
ワークスペース テーブル ビュー (ベータ)
カレンダー ビュー (新規)
マップ ビュー
無制限のワークスペースでのコマンド実行
管理者とセキュリティの各機能
ワークスペース レベルのテンプレート
コレクション
閲覧者
検索条件の保存
Priority サポート
Google Apps サインオン
単純データのエクスポート

ふつうの運用ならSTANDARDで。Butler無制限ならPREMIUMプラン

前述の通り1ワークスペース1名でも特典は有効なため少しでも安くしたい!という事情がなければSTANDARD一択かなと思います。Butler機能を使いまくる人やチームであればPREMUMがおすすめです。

1年前のTrello導入時に私が有料契約したい主な目的は「Butlerの使用上限アップ」と「カスタムスタンプ」の2つでした。これらの機能を有効活用したいために自チームのスタッフ約10名分に対し旧Businessプランを契約していました。それらの機能はもちろん有効になっていたのですが、今となっては必ずしも自チームのスタッフ全員を有料契約する必要はありませんでした。
今回の改定でワークスペースとボード、契約適用について理解することができたのは、何とも皮肉というか怪我の功名?でした。

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